普段ベッドで寝ているとふとした時にマットレスの汚れとか気になりますよね。
デカイ・厚い・重いマットレスは洗えないし、干すとしても一苦労です。
それでも毎日使うので清潔にして快適に眠りたいところ。
だけど実際にお手入れするにしても、何をすればいいのか疑問に思うこともあると思うので、今回はマットレスのお手入れ方法を紹介していきます。
マットレスをお手入れする時はぜひ参考にしてみてください。
汗や皮脂による黄ばみ

マットレスが汚れる原因はいくつかありますが、その中で特に汚れになりやすいのが人の寝汗や皮脂によるものです。
人は寝ている間にコップ1杯分(180cc)の寝汗をかくと言われ、毎日マットレスで寝ることで汗や皮脂がどんどん染み込んでいきます。
マットレスに染み込んだ汗や皮脂が次第に酸化していき、黄色いシミとなって目立つようになります。
時にはその黄ばみから嫌な臭いが放たれて気持ち的にも良いものではありません。
黄ばみ汚れの落とし方
用意するもの
- 重曹大さじ1杯
- 水300ml
- 空のスプレーボトル
- タオル
- 手袋(肌が弱い人用)
落とし方
- 用意した重曹と水を混ぜ合わせてスプレーボトルに入れる
- 黄ばみの部分にスプレーして2~3分放置後にタオルで拭き取る
- 黄ばみが落ちるまで繰り返す
- 最後にマットレスをしっかり乾かす
※スプレーボトルがないとき
- タオルに重曹水を染み込ませてかたく絞る
- タオルを黄ばみに押し当てる
- ぽんぽんと叩く感じで拭き取る
- 黄ばみが落ちるまで繰り返す
- 最後にマットレスをしっかり乾かす
黄ばみ汚れの予防
マットレス上に敷パッドやベッドシーツを敷いておくとマットレスの代わりに汗や皮脂を吸収してくれるので、マットレスが汚れにくくなります。
また、敷パッドやベッドシーツは汚れたときに洗うこともできるので、いつも清潔に保つことができます。
おねしょ

小さい子どもがいるご家庭だと「おねしょ」をしてしまうこともありますよね。
やはりこのおねしょもシミとして残ってしまうこともあるし、ツンとする臭いも気になります。
そんなときはクエン酸水を用意して対処していきましょう。
おしっこに含まれ、においの原因となるアンモニアはアルカリ性なので酸性であるクエン酸水が中和させ臭いを取ることができます。
おねしょの臭いと汚れの落とし方
用意するもの
- クエン酸小さじ1杯
- 水200ml
- 空のスプレーボトル
- タオル
- 手袋(肌が弱い人)
落とし方
- 用意したクエン酸と水を混ぜ合わせてスプレーボトルに入れる
- おねしょの部分をタオルでしっかり拭いて水分を取り除く
- クエン酸スプレーで汚れ部分をスプレーして2~3分放置後にタオルで拭き取る
- 臭いと汚れが落ちるまで繰り返す
- 最後にマットレスをしっかり乾かす
※スプレーボトルがないとき
- タオルにクエン酸水を染み込ませて軽く絞る
- おねしょの部分を乾いたタオルでしっかり拭いて水分を取り除く
- 水分を取り除いた汚れ部分にタオルを押し当てて拭く
- 臭いと汚れが落ちるまで繰り返す
- 最後にマットレスをしっかり乾かす
おねしょによる汚れの予防
おねしょでもベッドシーツを敷いて予防ができます。
汗と違い、おねしょは水分量が多いのでベッドシーツの中でも防水のものを使用します。
防水ベッドシーツであれば表面を保護することにより、マットレスへの染み込みを防ぐことができ汚れたら洗うこともできます。
飲み物こぼし

ベッドでジュースやコーヒーなど飲んでいると、気を付けていてもついこぼしてしまうこともあると思います。
シミが深く残る前にしっかりと拭き取っていきましょう。
飲み物による汚れの落とし方
用意するもの
- 中性洗剤
- 水
- タオル
落とし方
- 水で濡らしたタオルをかたく絞って汚れ部分をぽんぽんと叩く感じで拭き取る
- 水分を拭き取れたら水と中性洗剤を混ぜ合わせ、タオルに浸して絞る
- 汚れ部分をぽんぽんと叩く感じで拭き取る
- 洗剤が残らないように濡れタオルで拭き取り、乾いたタオルでしっかりと水分を取り除く
- 最後にマットレスをしっかり乾かす
飲み物による汚れの予防
飲み物汚れの予防はベッド上で飲み物を飲まないことですが、こちらも防水のベッドシーツを敷くことで万が一こぼしてもマットレスを守ることができます。
自分で汚れを落とせない場合は
汚れを自分で落としてみたけどどうしても落ちない場合は、クリーニング業者に依頼する方法もあります。
完全に汚れを落とすのは難しいかもしれませんが、プロの手で行われるので自分で行うより確実にきれいになります。
業者へクリーニングを依頼する時は使っているマットレスが対応可能かどうかの確認を必ず行うようにしてください。
マットレスのダニ対策

寝具全般に言えることですが、マットレスでも見過ごせないのが「ダニ」の存在です。
ダニは皮膚炎・鼻炎・喘息などのアレルギー性疾患の原因となるので、健康と快適な睡眠のためにもダニ対策は必要です。
ダニは熱に弱い性質を持っていて、布団乾燥機の熱でダニを駆除できます。
駆除方法は朝と晩に布団乾燥機をかけ、乾燥が終わったタイミングで掃除機をかけていくというものです。
これを数日続けて行えば、効果的にダニを駆除することができます。
ただし、マットレスによっては熱に弱い素材を使用しているものもあるので乾燥をする前にあらかじめ確認が必要です。
また、マットレスに防ダニ効果のあるベッドシーツを使用することで、マットレスへダニの侵入を防ぐこともできます。
高密度につくられた生地により薬剤を使うことなくダニの侵入を防ぐので、ダニ駆除薬剤を使うのに抵抗がある人におすすめのダニ対策です。
マットレスの湿気を逃がす

マットレスの裏側は寝汗などによって湿気が溜まりやすくなっています。
そのまま放置しておくと湿気やほこりにより、カビの発生につながってしまうのでマットレスの裏側も乾燥させる必要があります。
マットレスは天日干しすることはかなり困難なので、風通しを良くした部屋に立てかければOKです。
より乾燥させるために扇風機を当てるのもいいですよ。
マットレスのヘタリを軽減させ長持ちさせる方法
マットレスのヘタリを軽減し長持ちさせるために、定期的に置き換えていく方法があります。
マットレスの上で寝ているとその部分が沈み込みますが、それを長期間続けていくと部分的にヘタリ(特に腰部分)が発生してきます。
このヘタリは寝心地にも関係してきますが、ヘタリを軽減させることによって寝心地の良さが長持ちします。
置き換えは約3か月に1回行っていきます。
マットレス置き換え方法
- マットレスを使用して3か月後、頭部と足元を180度入れ換える
- 3か月後、表と裏(寝ている面と床板面を)を入れ換える
- 3か月後、頭部と足元を180度入れ換える
- 3か月後、表と裏(寝ている面と床板面を)を入れ換える
- 1~4を繰り返す
※マットレスによっては片面使用や表面と裏面の硬さが違うものもあるので、あらかじめ確認しておいてください
まとめ
以上、マットレスのお手入れの方法を紹介しました。
汚れてしまったときは、シミが広がったり残る前に早めに対処することが重要となります。
あらかじめ敷パッドやベッドシーツを敷いておくのも汚れの防止にもなるし、マットレス表面の保護にもつながるのでおすすめです。
マットレスを長持ちさせるために向きを定期的に変えていくのも重要ですが、安全のため動かすときは2人以上で行うようにしてください。
そんなお手入れ方法でした。
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